お盆に家族で話したい相続のこと|親族が集まる機会に確認したい3つのポイント
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お盆は、ご家族や親族が集まりやすい時期です。
普段はなかなか話しにくい相続や終活のことも、顔を合わせる機会に少しずつ確認しておくことで、将来の不安を減らしやすくなります。
とはいえ、
「相続の話を切り出してよいのか分からない」
「何から話せばよいのか迷ってしまう」
「家族に重い話だと思われないか心配」
という方も少なくありません。
この記事では、お盆に家族で話しておきたい相続のことを、3つのポイントに分けて解説します。
札幌市西区琴似で相続や終活についてお悩みの方は、家族で話すきっかけづくりとして参考にしてください。
なぜお盆に相続の話をしておくとよいのか
相続の話は、必要になってから初めて向き合うと、確認することや準備する書類が多く、思った以上に時間がかかることがあります。
特に、相続人の確認、財産の整理、遺言書の有無の確認は、相続手続きの土台になる大切な準備です。
お盆は家族や親族が集まりやすく、普段は離れて暮らしている家族とも話しやすい時期です。
深刻な話し合いとしてではなく、
「将来のために少し確認しておこう」
「困らないように、分かる範囲で整理しておこう」
という形で、無理なく話し始めることが大切です。
お盆に家族で話しておきたい3つのこと
お盆に相続の話をする場合、最初から細かい手続きまで決める必要はありません。
まずは、次の3つを確認しておくと、その後の準備が進めやすくなります。
1. 相続人が誰になるのか
相続手続きでは、まず誰が相続人になるのかを確認する必要があります。
一般的には、配偶者、子、親、兄弟姉妹などが相続人になる可能性がありますが、実際の相続関係は家族構成によって異なります。
たとえば、次のような場合は確認が複雑になることがあります。
- 再婚している
- 前婚の子がいる
- 養子縁組をしている
- 子が先に亡くなっている
- 兄弟姉妹や甥・姪が関係する
相続人を正確に確認するには、戸籍をたどる相続人調査が必要です。
家族で話す段階では、まず家族構成や親族関係を分かる範囲で共有しておくとよいでしょう。
2. 預貯金・不動産など、どのような財産があるのか
相続では、財産の全体像を把握することも大切です。
確認しておきたい財産には、次のようなものがあります。
- 預貯金
- 不動産
- 有価証券
- 生命保険
- 自動車
- 貴金属
- 借入金
- 未払金
プラスの財産だけでなく、借入金や未払金などのマイナスの財産も確認しておく必要があります。
お盆に家族で話す場合は、細かな金額まで確認するというよりも、
「どの金融機関を利用しているか」
「不動産がどこにあるか」
「保険証券や通帳をどこに保管しているか」
といった情報を共有しておくだけでも、将来の手続きが進めやすくなります。
3. 遺言書や終活について、希望や考えを確認する
遺言書があるかどうかによって、相続手続きの進め方が変わることがあります。
遺言書がある場合は、その内容や種類を確認したうえで手続きを進めます。
自筆証書遺言などは、家庭裁判所での検認が必要になる場合があります。裁判所によると、遺言書の保管者や遺言書を発見した相続人は、遺言者の死亡を知った後、遅滞なく家庭裁判所に検認を請求する必要があります。ただし、公正証書遺言や、法務局で保管されている自筆証書遺言に関する遺言書情報証明書は、検認の必要がありません。
また、法務局の自筆証書遺言書保管制度を利用すると、自筆で作成した遺言書を法務局で保管してもらうことができます。
終活については、遺言書だけでなく、次のような希望も話しておくと安心です。
- 財産や重要書類の保管場所
- 介護や医療に関する希望
- 葬儀や納骨に関する希望
- 家族に伝えておきたいこと
- エンディングノートの有無
すべてを一度に決める必要はありません。
「こういう希望がある」
「今後、少しずつ整理したい」
という共有から始めるだけでも、ご家族の安心につながります。
相続の話を家族に切り出すコツ
相続の話は、切り出し方によっては重く受け止められてしまうことがあります。
お盆に話す場合は、次のような伝え方を意識すると、自然に話しやすくなります。
「困らないための確認」として話す
相続の話は、財産をどう分けるかだけの話ではありません。
必要な書類や保管場所を確認しておくことで、将来ご家族が困らないようにするための準備でもあります。
「何かあった時に慌てないように、少し確認しておきたい」
という形で話すと、前向きな準備として受け止められやすくなります。
いきなり財産額を聞かない
最初から預貯金の金額や不動産の評価額を詳しく聞くと、相手が警戒してしまうことがあります。
まずは、通帳や保険証券、不動産関係の書類の保管場所など、実務的な情報から確認すると話しやすい場合があります。
家族全員で一度に結論を出そうとしない
相続や終活の話は、一度で結論を出す必要はありません。
お盆をきっかけに、
「今後また少しずつ話していこう」
という流れを作ることが大切です。
事前に整理しておくとよい資料
家族で相続の話をする前に、手元にある資料を少し整理しておくと、話し合いが進めやすくなります。
通帳・金融機関の情報
どの金融機関を利用しているか、通帳やキャッシュカードがどこにあるかを確認します。
ネット銀行やネット証券を利用している場合は、家族が気づきにくいこともあるため、存在だけでも共有しておくと安心です。
不動産関係の資料
固定資産税納税通知書、登記関係の書類、売買契約書などがある場合は、保管場所を確認しておきましょう。
不動産がある場合、相続登記が必要になることがあります。
保険証券
生命保険や医療保険の保険証券、契約内容のお知らせなどを確認します。
受取人が誰になっているかも、必要に応じて確認しておくとよいでしょう。
遺言書・エンディングノート
遺言書やエンディングノートがある場合は、保管場所を家族に伝えておくことが大切です。
ただし、封印された遺言書などは、勝手に開封すると問題になる場合があります。見つかった場合は、種類や手続きの確認をしましょう。
専門家に相談した方がよいケース
家族で話してみたものの、次のような場合は専門家へ相談すると安心です。
- 相続人が誰になるのか分からない
- 戸籍をどこまで集めればよいか分からない
- 財産の整理ができていない
- 遺言書を作成したい
- 遺産分割協議書の作成に向けて準備したい
- 不動産や相続税が関係しそう
- 家族間で意見が分かれている
行政書士には、相続人調査に必要な戸籍収集、相続関係説明図の作成、遺産分割協議書の作成に向けた準備、遺言書作成や終活に関する相談などを依頼できます。
一方で、不動産の相続登記は司法書士、相続税の申告は税理士、相続人間で争いがある場合は弁護士の業務となります。
状況に応じて、適切な専門家へ相談しましょう。
札幌市西区琴似で相続・遺言・終活のご相談なら行政書士宇野敏志事務所へ
お盆は、家族で相続や終活のことを少しずつ話すよい機会です。
相続人の確認、財産の整理、遺言書や終活の希望などを早めに共有しておくことで、将来の手続きを落ち着いて進めやすくなります。
札幌市西区琴似の行政書士宇野敏志事務所では、相続を中心に、遺言・終活・成年後見に関するご相談を承っております。
相続人調査、相続財産の整理、遺言書作成に向けた準備、遺産分割協議書の作成に向けた準備などでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
初回相談は無料です。札幌市西区・琴似周辺の方はもちろん、北海道全域に対応しております。
